アトランティスの教訓 
まとめの書『アトランティスの幻/地球の真実の歴史(楽天kobo)
無料試し読み《 第1章 アトランティスが実在した証拠。
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アトランティス文明とは


 アトランティス文明は伝説や考察によって農業や科学が発達してるのはもちろん、工芸や音楽、美術などもかなり発達した国だったと思われます。

 現代文明と比較して特徴的な違いは、空飛ぶ船(天の鳥船)を実用化していた事です。これは電気の力で空中に浮かぶ船で、 UFOテクノロジーと関連性があると思われます。このテクノロジーが雷兵器や高度な石の加工に繋がっているのでしょう。
 また生命科学も進んでいたと考えられます。最大の犬(マスティフ)と最小の犬(チワワ)と長毛の犬(シーズー、マルチーズ)は、 その原産地から推測してアトランティスで品種改良された可能性が有るからです。 現代も多くの犬の品種が存在しますが、これらを掛け合わせてるに過ぎません。文明を支えた農作物や家畜の品種改良も活発だったと思われます。

 現代文明はアトランティス文明と比較し情報処理など一部では追い越していると思われますが、まだ劣ってる分野も多いかも知れません。

 アトランティス社会は初期は分業をして効率を高め、それを長期間に渡り推し進めて成功し発展したと考えられます。 高度な技術継承をするためには、家系と職業をリンクさせ幼少から教育した方が効率が良いからです。それが社会発展の原動力になったはずです。 生命科学の発展は、番犬として巨大な犬を生み出し、ペットとして毛の長い犬や超小型の犬も生み出しました。馬やその他の家畜、 穀物など植物に対しても遺伝的に調整していた可能性も高いです。

 しかし、それらが行き過ぎてしまったのでしょう。効率の追求と品種改良の技術は人間にも及び、遺伝的な技術を人間にも使用したと考えられます。 強い戦士を求めてオニと呼ばれた巨人兵士を生み出し、いろいろな人種も作り出しました。 金髪碧眼はアトランティスの特別な階級の象徴だった可能性も有ります。小人や赤い髪や緑の髪の人達も居たかもしれません。

 アトランティス的な性質をまとめると次の例で表す事が出来ます。これに該当する人はアトランティス的な人間だと言えるでしょう。
・科学や芸術や歌や踊りなどに才能がある。
・建築や工芸に優れ物作りに拘りが有る。
・緻密で華麗な物や華美で巨大なモノを好む。
・優れてる者が世界や大衆を支配すべきだと考えている。
・血統重視の階級社会こそ正しい社会システムだと思っている。
・大きな失敗をしたり負け組になると、何故か世界の破滅を願う。



アトランティス崩壊を招いたもの


 繁栄を極め世界統一目前だったアトランティスは、その記憶すらほとんど残らないほど歴史から消えてしまいました。 現代社会はアトランティスの発展と滅亡から強い教訓を得る必要が有ります。
 なぜならアトランティスは現代文明より進んでいた分野も有りますが、現代科学はそれを一部は追い越しているようです。 つまり現代社会は、アトランティスが崩壊した状況に近づきつつあると言えるからです。

 アトランティス国家とその時代の文明は崩壊し、誰もその存在を信じないほどに忘れ去られていました。 現代文明も同じ道を辿ってしまう可能性が高いと言えます。

 アトランティスが崩壊した直接的な原因は大規模な自然災害によると思われます。しかし日本には「天の邪鬼(あまのじゃく)」の伝説が残っています。 天の邪鬼とはアマに反逆し、その偉業を停止させた小さい弱い鬼の伝説です。策略が得意な鬼として各地に伝説が残っています。

 アトランティスが採用した分業や階級社会は、社会を発展させる効果が高かったと考えられます。 しかし、アトランティス崩壊の原因もここに有ると考えられるのです。
 分業を導入した初期集団社会は効率が上がり技術や社会が発展します。それは周辺の地域地集団にも良い影響を与えます。 やがて分業は更に効果を高めるために、世襲や家系を重視した技術移転に変化して行くと考えられます。 それが分業の固定化に繋がり階級社会の元になります。それにより更にその社会は、より効率が上がり技術も進歩し続けるでしょう。

 分業と競争は社会の階層化につながり、これはやがて階級社会を構築します。階級社会においてより効率と競争を追求すれば、 これはやがて家系と階級の定着となります。そしてやがて遺伝の操作に繋がります、他の家系に有利に立つためには遺伝的な対処が重要になります。 そして社会は効率的により発展するはずです。
 しかし、そうはなりません。分業が家系や血統を重視するようになると、自分が存在する分業階級に適応が上手く出来ない人が多く発生するようになります。 階級が細分化し厳しくなるほど職業選択の自由度が下がって行きます、よってこれは明白な現象として必ず発生します。

 彼らは階級社会の脱落者であり不適格者です。 分業や階級が高度化すればするほど、それに適応出来ない落ちこぼれや競争に負けた敗者層が増えて行き、 この中の多くの者が堕落したり劣悪な生活を送るようになって行きます。

 そしてこの中の一部の人達は、やがて反社会的な思想を持つようになります。 いくら努力しても硬直化した社会システムの中ではどうにもならない事に気付くからです。やがて階級社会を破壊を願う強い勢力に育って行きます。 もちろん反対勢力に対する締めつけも強化され厳罰化が進むでしょう、しかしこれが更なる不幸と強硬な反対派を生みます。

 競争と分業と階級社会における社会の進歩は、突き詰めるほど際限の無い脱落者の増加を意味しています。 遺伝的な操作が必要になる事も必然です。階級社会が進歩して高度化すればするほど、落ちこぼれや負け組が増え続け階級社会を破壊を願う層も増え続けます。

 そして彼らは最終的に必ず「階級社会を破壊」します。

 分業や階級が進んだ社会は、やがて矛盾が多く生まれ最終的に維持が不可能になる社会システムです。 その結果、階級社会は最後に必ず反体制派の蜂起により崩壊します。そして原始的な社会が復活します。
 しかしこの原始的社会も、やがて分業に目覚めた他の集団に支配されます。その集団は巨大になり国家となり支配地を増やして行くでしょう。 しかしこの国家も、最後は階級社会の弊害によりまた崩壊します。
 この現象は現代文明でも帝国支配の拡大や、革命と言う現象で世界中の歴史で多く見られています。 多くの人が普通の歴史サイクルのように思い、特に問題を感じていないかも知れません。

 しかし、科学技術が進歩した時代の社会破壊を含む革命が起きた場合は、その影響は甚大な物になるかも知れないのです。 文明や国家があった事すら忘却してしまうほど崩壊が進む可能性も有ります。天の邪鬼は反アトランティスの優秀なテロリストで有ったかも知れないのです。
 科学技術が進歩した社会では、少人数の天才テロリストが地球規模の破壊活動を行う事が可能です。 誇張や空想では無く、かつて実際にあったかもしれない歴史なのです。

 歴史上の巨大な帝国が現代には全く残っていません。有史以来ほとんどの帝国とその王は断絶させられています。 これは全ての反乱が最終的に成功してる事を意味してます。
 中世や古代においてはこの程度で済みます。しかし今よりも科学が進んだ時代においてはどうでしょうか。 王族の断絶どころか、反政府勢力が地球規模の破壊を実行する事が可能になるのです。

 このままでは地球に住む人類は「階級社会の成長と崩壊」を繰り返し、永遠に振り回されてしまう可能性が有ります。 これは高い山の山頂に丸い岩を押し上げようと努力し、しかしその岩は上から転げ落ちてしまい、その岩をまた押し上げる、 このような神話の苦役のような作業が永遠に続くと言っていいでしょう。
 岩が転げ落ちる事を知らずに必死で押し上げている存在、地面と岩しか見えない存在、それが今の人類を象徴している神話なのかも知れません。



アトランティスが残した教訓


 「結果と効率を追求する競争と階級社会、そして優れた少数に支配された世界こそ理想社会である。」 このような考えを持つ人は世界中に数多く存在すると思います。 このような考え自体は基本的に誤りではありません。このような思想で作られた社会は、当初は本当に上手く行き急速に発展するでしょう。

 しかし問題は社会が行き着く先なのです。

 科学が進歩した時に発生する堕落と社会的敗者の蜂起による革命、これがやがて地球規模で文明を滅ぼす可能性が有ります。 そしてこれを回避する事は不可能です。なぜなら競争社会が続く限り社会的不適格者が増え続けるからです。
 天才的な能力を持ちながら運が悪く敗者になり、底辺層として定着する人も出てくるでしょう。 破壊活動は高度な物理学や生物学の知識を使った誰も予想も付かない方法になる可能性が高くなって行きます。 この危険性は科学が進歩すればするほど増大し際限なく拡散し続けます。

 そのような輩は取り締まればいいと考えるのが当然でしょう。しかし、こういう考えが最も文明破壊を招きやすいのです。 取り締まりの効果は一時的なものです、強く取り締まるほど社会に対する恨みが加速し反乱勢力が潜在し増加し続けます。
 そして競争社会において真の勝利者になれるのは一人のみです、それ以外は敗者です。永遠の勝者など存在しません、 競争社会においては人類全員がテロリストに変化する可能性が有ると言えるのです。

 「競争と階級社会と優れた者による世界支配が正しい。」この伝説の帝国を支えた思想こそが、 文明大崩壊を招いた根本原因なのかもしれません。

2010.3.13初版、 2010.3.17一部修正
目次
古代文明の謎
日本人と文明のルーツ
アトランティスの幻
日本とアトランティス

ナスカ地上絵の謎 考察(仮)
日本のナスカ、巨石の謎
天の鳥船と建御雷について
鬼伝説の真相
巨石の謎その2 考察
海に沈んだ天孫大神殿の位置
歌垣と神籠石山城

日本の歴史
アトランティスの教訓(このページ)
あとがき

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